映画。
好きだけど、他人や記事で話題になったものしかみない。
てかみれない。自分で発掘する気がないみたい。
この映画も、某YouTuberさんがいいよって勧めてくれたから。
そして何より、ツービートとビートたけしさんの大ファンだから、
ぜひみないとって思って、久々にNetflixに課金してみたのであった。
ざっくりした感想だけど、いちばん感じたこと。
それぞれの人が、精いっぱい自分の人生を生きている。生き切っている。
中途半端に拗ねてしまったりすることがない。
だから非常に歯切れがよい、さわやかである印象を受けた。
そして成功をつかんだものにも、そうでないものにも、
年月の波は容赦なく押し寄せ、
やがては皆、老いてあるいは病んで、この世を去っていく。
人ひとりの人生を、自分や家族、知り合いの人生と重ねて考える。
そんな映画だった。
役者さんみんなよかった。
自分は中でもやっぱり大泉さん演ずる深見千三郎さんがすばらしいと思った。
久々にいい映画をみたと思う。
劇団ひとりさん、Netflixさん、ありがとうございました。
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中学の時にツービートを初めてみた時、からだに電気が走った気がした。
こんな面白いものがこの世にあったのかと思った。
大人たちはみんな倫理的によくないとかいって批判してたけど、
それが面白かったんだ。
そう、「面白いっていうのはこういうものだよ」っていうのを、
思い知らされたんだ。
ラジオもすごく聴くんだけど、
「ビートたけしのオールナイト・ニッポン」がダントツで面白かった。
毎週録音して何回も聴いた。
60年代後半から90年代前半まで、おもしろいテレビとラジオ番組、そして
いい音楽に囲まれて生きてきた世代なので、とても幸せだった。
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人生ひとりひとり、みんな走ってる。走る長さは皆それぞれ。
でもその長さの中を、
自分も最後までまっすぐ、あきらめず走り続けたい。
転んでも立てるうちは絶対に立ち上がり、立てなくなるまで生き切る。
人生もだんだん残りが少なくなってきた自分が、
そういうことを考えさせられた映画であった。