物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

アワイチ!3(最終回)

阿万下町から県道25号線、福良方面へ。
ちょっと走って、大回りを目指し、
(ほんまに疲れてるんか俺?とか自問しながらw)
吹上浜キャンプ場方面へ。
 
しんどいだけあって、写真はない。
そんな余裕ない。
ただし、ここでポカリの自販機を見つけた。
500の缶を買って一気に飲む。
これは効いた。ステマではないが、やはりポカリは効く。
ハンガーノック状態でケトン体出まくりなカラダが、ちょっとよみがえる。
ポカリいい意味で恐るべし。
 
吹上浜キャンプ場くらいからまた登り(ため息
どんだけ地形凹凸なのよ。ここ。
登ってのぼって登ってのぼって、ポカリのおかげで登って、
ホテルニューアワジプラザまで登ってきまして、
やっと一息つきました。
 
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ニューアワジ前の公園から、大鳴門橋(だよね確か)を望む。
橋の右側は淡路島側、だと思うんですよ。
あんなところはショートカットして、はやく五色町に帰らねば。
脚もきつい、時間もおしてきました。
 
またスタート。
ここが頂上、ではありませんでした。
アップダウンが続きます。アタマがもうろうとしてきました。
景色はいいのですがね。高いところなので。
 
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「登山」かと思いましたw
 
一回外れた25号線に合流します。
やっと下りになり、「福良」の町まで駆けます。
福良港観光船乗場、「道の駅」的なものがあります。トイレをしました。
ここです!ここで補給しないとダメです。コンビニないんですから。まだ。
いっぱいなんかし売ってるので買って食いましょう。
 
なのになぜか買わなかった、食わなかった俺ってorz
ほんと馬鹿者です。
びわ湖の時みたいに焦らず、方々で補給しないとだめじゃん。
空がだんだん黄色くなってきたので焦ってたのかもしれません。
 
福良の町を出て、右へ曲がって坂を上が・・・らなくてはいけないところで
間違ってまっすぐ走りました(号泣
すごいつづら折を登らされます。待てよ、こんなとこあったか?(-_-;)
間違ったことに気づきました。戻ります。
 
坂を上りきってまた25号線に合流。
まーたアップダウンがはじまりました。それもきついです。
そして、
 
まっすぐ行くと、鳴門岬方面。
さっきの写真で「はるか向こう」に見えてたとこです。
右に行くと阿那賀方面。絶対間違わないように自分に言い聞かせて走ってた、
ほんとにそんなはずでしたが、また間違いましたwww
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ええ、道の駅、鳴門岬でございます。
「せっかく来たし、遠回りもいいかな?www」と、
もうろうとした頭で考えて、作り笑顔してみます。なぜか涙出ます。
トイレに行って手と顔を洗いました。
鏡見ると、顔が青白いです。お客さんがちらちらこっちを見て心配顔なのがわかりますw
 
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展望台やら、何か売ってるところに行って何か買って食いたい。
この奥にあるようです。
しかしここからそこまで歩く元気、なかったです。
行けよそれくらい。俺。
人間ってこういうことがあるようです。
ちょうど車運転してて、眠いのに休憩しないとかそんな感じ。ヤバいです。
 
どうやら途中で曲がらないで来てしまったことがわかり、
ふたたび重たいペダルをガシャンと踏み込みます。
きついです。アップダウン。
 
こういう状態になりますと、人間はどうなるでしょうか。
フルマラソンをやってる方の話では、
「ほんとにピュアな状態になって、普段世の中や周りの人に
どれだけお世話になってるかとか、
 
自分がいかに汚れた感情や思考で、自分勝手な人生を送っているか」
そんな風なことがアタマの中に次々と浮かんできて、
自分がどんだけひどい、悪いやつかということが身に染みてわかる、と
いうことでした。
 
まさにその通りwww
いいえ、一回自分もフルマラソンで経験してます。那覇ラソン、35キロ地点。
ボロボロ泣きながら走ってました。
その時の感じが、またここでよみがえってきました。
これはヤバいです。まだまだ、先はあるのに。
 
阿那賀のあたりへ坂を下っていきます。
前へ前へ。感謝の心を心にいっぱい抱えながら下っていきます。
両親に、ほんとうにありがとう。あなたの子供でほんとうによかった。
友達に、こんな俺にいつも我慢してくれて、
長く友達でいてくれてほんとにありがとう。
職場の人たちもほんとに迷惑かけてるのに我慢してくれてる。ありがとう。
なんでしょうこれ。こんなこと思うために来たんじゃないですうwww
 
下りきったところで小さな漁村に出ました。
またちょっと道を間違いますw あとまたコンビニないです(´・ω・`)
しかし!しかしここからは海沿いでした。。。
淡路島西岸に戻ってきました。
陽もだいぶ、夕方の様相を呈してきました。
北へ急ぎます。走る、走る、走る。(浜村淳調で
 
だいぶ走って「湊」からは県道31号線です。
慶野松原まで来ました。
ここは学生時代、キャンプ張って泳ぎたおしたところです。
ほんと、久々に来ました。
そして、これも久々の、
 
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コンビニが!。・゚・(ノ∀`)・゚・。
コンビニは自転車乗りのオアシスです。
入口ではもうろうとしていて、自分でも何を買って食うかわかりませんでした。
しかし疲れた体は、おにぎりのコーナーでもなく、飲み物でもなく、
ハンバーガーでもなく、棒状のカロリー補給食コーナーでもなく、
 
アイスの冷蔵庫に引き寄せられておりました。
アイスモナカ。チョコレートパリパリのやつ。
これが欲しかったのか俺は・・・と万感の思いと、先ほどの「感謝」とをかみしめて
しばしの休息をとったのでありました。
 
だいぶ写真の色もオレンジっぽくなっています。
この自転車、ライト(前照灯)ないんですよね。
日没は確か18時50分くらい。それまでに帰らねば。
さてアイスモナカも食いきって、また北へ、走る、走る、走る。
 
この31号線は、「淡路サンセットライン」といいまして、
晴れの日は日没がきれいなんだそうです。
五色浜を通過。このへんきれいです。
 
あれれ?
よく考えたら、あまり早くの時間にここを駆け抜けてしまうと、
ここできれいな夕日、見れんかったやんか。
ええ~!そういうことか!
 
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そうか。
今日のこの時間の遅れは、この一瞬のためにあったのか。
これマジです。
やはり神様はいる。絶対いる。ちょっとまた、じわっときました。
こういう予想しない一瞬があるから、自転車ってやめられないのかもしれない。
 
西北西の風、心地いいです。
 
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大失敗、と思ってた時間の遅れで、こうして最高の一瞬を過ごすことができた。
これも感謝。人生は素晴らしい。
(すいませんこれ書きながら酔っぱらっていますw)
 
まだです。(`・ω・´)シャキーン
もうちょっとあるはずです。
結局、あと6キロほど31号線を駆けました。
またアップダウンがあるんですわこれがw
3つほどありました。
そして、
 
ウェルネスパークの「下」まで来ました。
ここからクルマ置いてるとこまで登ります。今日最後の登りです。
きつい。。。
朝はクルマで登りましたからねえ。
足をつこうかと、歩こうかと思いましたが粘りました。
みんなへの感謝をこめて。
ここまで安全に回って来た、夕日見れた感謝をペダルにすべてかけました。
登り切りました。。。。。
17時50分でした。
 
写真はありません。
もうチカラ使い果たしました。
なんとかクルマのドア開けて、靴脱いでサンダルに履き替えて。
自転車の空気抜いて前輪外して、車に積み込んで。
レーパン見るとなんか白く汚れてます。「塩」吹いてます。
ジャージ(上)もよく見ると塩だらけです。
ふらふらになって、宿泊所のフロントに向かいました。
 
********
 
シャワーやっと浴びて、ストレッチして。
夕食、「生しらす定食」を食べました。酒なんか飲む気になれません。
そのまま部屋にかえって、ベッドに倒れこんで、気がついたら朝でした。
 
よく休んだので、まあまあの体調です。
帰ります。
 
高速道路のSAから、明石海峡大橋をのぞむ
 
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もういい大人のはずなんですけれども、
自転車って新しい自分をいつも見せてくれる。
今回もほんとうにいろんなことを感じて、知って、思った。
 
さて、本州に帰りましょうかね。
次回は入念に準備して、同じルートで再挑戦したいと思う。
 
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予定は152キロだったけど、寄り道(w)などもあって実際はこれだけ走った。
時間、びわ湖192キロとほぼ同じ、
休憩含めて9時間20分。
平均はどれくらいか忘れました(消してしまって。。。
 
以上になります。
また行こう。感謝。ほんと感謝。
(おしまい♪)
 
(追記)
坂を上るのに、やっぱ自転車軽くないとダメかなと。
前ギヤ3枚あるのに。最軽ギヤでもアカンかったもんなあ。
 
よし。予算の範囲内でホイールのもっと軽いの買おう。RS21あたりで。
 
と、「モノ」に逃げる俺であった。
(これが今回のオチです)
 
グラッチェ。(^O^)/