物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

「若者」に向けた、クルマ創りとは何か。(アルトターボRS)

メーカーにもの申す。

初めて買ったクルマは「初代」アルトワークスCA72V、RS-X。4ナンバーの軽。
64psあった。これ↓

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(このスケールモデル、高かったんだ~泣)

それまでの軽は30psくらいだったから、爆発的にすごいクルマだったのを覚えてる。
ほんと、すごかったんだから。
いろいろあったけど、ここで書いたらマズいようなことばっかりで書けないw
まあもう時効だと思うけどw

当時は、エアバッグなんてなかった。ABSもないし、シートベルトの装着義務も・・・
たしか、なかった。
そこへ持ってきて峠では高級スポーツカーをカモれる性能、4ナンバーの自動車税
年間5千円。任意保険も激安。年齢制限とかもない。

買うだろ普通w
買わなかった同世代を小一時間問い詰めたいwww
ま、冗談だが。

次に買ったのは、サイバーCR-X。ホンダ。EF-7のSiグレード。名作ZCエンジン。
新車が、コミコミで185万だった。それで4輪ダブルウィッシュボーンサス。
速い速い。
昔だから貨幣価値が小さい?冗談云っちゃいけない。当時はバブル。
現在の130%くらい給料があった。

で、トシとった。
でも依然として貧乏であるw
しかしクルマは好きだ。
貧乏人でも、スペシャルなクルマに乗りたい。

いいクルマ欲しい。
あ、俗に「高級車」というクルマはいらないのよ。
ハクをつけるために、成金が買うクルマには興味ない。
ロッテリアに似たロゴのクルマとか、ワンボックスの無駄にデカいやつとかw
昔の名車の名前だけつけて、つまらないのに300万超えるクルマとか。
そんなのはすぐ飽きる自信がある。

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ホンダのファンだった。尊敬してた。
F1にホンダが参戦して活躍した、80年代後半。日本の雄であった。
「ビート」ってクルマも持ってたことがある。楽しかった。
再三、メールを送った。

「贅肉のついた、デカい高価なクルマはいらない」
「若者が楽しい、しかし安い、買えるクルマを作ってくれ」
「『やらまいか精神』(浜松魂)でやってくれ。日本のクルマ作りを変えてくれ」

ホンダには届かなかった。
S660が200万オーバーだという。
ダイハツにも思いは届かない。
コペン、200万オーバー。屋根が自動でなくてもいいだろ。

金持ちのセカンドカーは俺らには買えないんだよ。わかるか。

で、
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これ。
スズキ、「アルトターボRS」が出る。

「ハイトワゴン」と呼ばれる、ワゴンRやMOVEは恰好的にもアレだし、
あと重心が高いし、値段も高い。
昔のミラターボ、ミニカダンガン、アルトワークスをなぜ作らない??
2年くらい前にホンダが、「N」を出すと言ったとき、期待した。
でも見に行ったらやはりセミハイトワゴンw
アホか、と思った。「N」の名前使うなよと思った。

超普及型の、背の低い軽。
また普通車なら普及型リッターカー。
それを「軽く」チューニングして速く、スポーツに。
そうすればコストは低くて済むじゃないか。
往年のTE、AEレビン、トレノ、シビックCR-Xなんか。
そうやって日本はクルマを作ってきたんじゃないのか。

若者は貧乏だ。
俺ももはや、若者ではなくなったけどやはり貧乏だ。
でもクルマ欲しいヤツいっぱいいるだろ。
そして、
「軽はバカにされる」という。
バカにされないためにはどうしたらいいか。教えてやろう。
「バカにするやつに勝てる車を所有する」これしかない。

「でもお前ら遅いじゃん」て言うしかないんだよ。

このターボRS、あれもこれもついて、車体税込、130万を切る。
で、多分速い。
最近高級車の連中が(うるさいな俺w)デカい顔をしているのは、
安いクルマで速いクルマがなかったからだ。
速かったって、高額で重いクルマなんかゴミだ。
金持ち主義にF●CK、である。
800万のクルマに税金で補助金出すなよ。アホか政治家。
金持ちに補助金使ってどないするんや。

スズキの開発の方々はわかってる。やっとわかってくれたという感じ。
全員居酒屋に招待して、いっしょに冷たいビール飲みたい。
クルマは「方向性」をはっきりした、「割り切り」が大切なんだよ。これは絶対。
若者向けだけど、あれもこれもって思うから、ピントのぼやけたような、
それでいて値段だけ高いクルマができるんじゃないのか。

浜松市民としては、もっともっと、日本のクルマを「面白く」するきっかけを、
太陽まぶしい、浜松のメーカーが作ってくれたことがたまらなくうれしい。
スズキ、ばんざい\(^o^)/