物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

インド映画「RRR」を観て感じる、日本の現状とその国民へのまなざし。

お久しぶりです。アルディスです。

早速ですが、ひいきのYoutuber氏(映画好き・音楽家)が強く推薦するので、
インド映画「RRR」をみてきました。

 

というか今日みたのは3回目。

自分はバカなので映画は通常、一回みただけでは理解できない。

なので2回はみるのですが、

この映画に関しては1回でよく理解できたのです。非常にわかりやすい。

ただ3回もみるといろいろ咀嚼して感じるところもあり、

こちらで表現してみようと思いました。

 

あ、「ネタバレなし」ということでいいと思います。

 

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簡単に言うと日本って、欧米列強に支配されないよう、また肩を並べるように

方向性はどうあれがんばってきた経緯はあるかと思います。

ただ合理性に欠ける見込みをしたために最後の戦いで惨敗した。自分はそう思う。

日本は伝統的に、個人の技術や頑張りに頼る部分が大きく、

個人各々の得意な役割をブロックのように組み合わせて、

全体の戦力を作るということが下手です。

 

先の大戦で惨敗して、しかし幸いにも国を割譲したり支配されたりすることがなく、

平和憲法をいただき、民主国家を手にすることができています。

戦争に負けたのに、平和平穏な社会が努力することなく天から降ってきた。

職場で嫌な思いをすることに何十年か耐え切れば、

人間として普通の生活は送れる。そういう社会になっております。

 

しかし、

 

アジアの国々は欧米列強の植民地でした。

それを民衆の血のにじむような、いやにじむじゃない。大量の流血によって、

独立を勝ち取ってきた経緯があります。

はっきり言います。中国、インド。民衆の盛り上がるようなエネルギーを感じる。

だから今めちゃめちゃ強いのではありませんか。

 

一方日本はどうでしょうか。

選挙がありましたね。投票率どうでしたか。

今日本はほんとに将来どうすんねんという岐路に立っています。

いや、もう遅いかもしれない。

国民にこれからの日本をどうするのか決めろって、これくらい大事な時期も

戦後初めてではないでしょうか。

なのにあの投票率。あれが捏造や不正でないとしたら、いやきっとそうじゃない。

日本の国民は「おとなしく黙っていれば毎日の衣食住は保証される」って

思っているとしか思えない。

がまんしていれば小さくても二階建ての一軒家に、

カーポート屋根作って黒のミニバン置ける。そう思っていませんか。

 

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インド映画はダンスシーンが売りです。

この映画でもダンスシーン、とってもよかった。

その振り付けで印象的だったのが、

「下を向いている、からの上を向いていい表情、笑顔」でした。

何度もそれが出てきた。

わかりますか。

下を向いて抑圧される時代から、今パワーあふれる「勢いある国」に成長した。

先人たちが血を流したおかげでいまの隆盛がある。その象徴です。

 

日本、今どうでしょうか。上向いて笑っている人どれくらいいるでしょうか。

 

こんなんでいいですか日本。

自分は、上が向けないし笑えない。

このままでは日本もたぶん他の国のものになってしまうのではありませんか。

そしてかなりの血を流さないと、国を取り戻せなくなるのではないですか。

 

松下幸之助氏の本に書いてあることを書き添えます。

「いっしょうけんめい工夫していい仕事をすることは、結局は国家のためである」

そこまで考えて仕事していますか。

そこまで考えたら、国の威信を損ねたり、税金を一部のもので分けあうような、

恥ずかしい仕事や政治はできないはずです。

 

なぜ日本が今こんな状態なのか。もっと考えてほしい。

この映画をみて、そう思いましたので記事にいたしました。

(意見には個人差があります)