物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

ギター(ベース)。弦を「ゆるめるか、ゆるめないか論争」についての私見。

こんばんは。アルディスです。

暑いですね。

今日はくもりなので安心して外に出ましたら、まるで屋内プールのような

とんでもない湿度でした。

そんな中でも前回ご紹介した日立のエアコンが快調に動いていて、

ありがたいことに部屋は避暑地のようです。幸せです。

 

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さて。表題の件です。いつか記事にしようと思っていました。

 

ギター(ベースも)は、弾き終わったら弦を緩めたほうがいいのか、

それともそのままか。

自分がギターやベースと関わってきたこの(ブー)十年間、

ほんとにいろんな意見、まちまちな意見を聴いてまいりました。

 

いろんな意見の数々(ほんの一例)

「絶対緩める派。何十キロのテンションかかってると思ってるんだよ。」

「自然の素材に何十キロもテンションかけ続けて木が曲がらないはずないだろ」

「アコギのあの表板の薄いのに、いくら裏から補強入れても弦のテンションに

耐えられるはずない。絶対膨らんでくる。だから緩める」

 

「ギターベースはそれだけのテンションがかかることを前提に作られてるので、

緩めないくていい、っていうか緩めちゃダメ。ゆるめるとネックが逆反りする」

「弦のテンションがころころ変わると素材に悪影響がある」

 

「毎日弾くんだったら緩めなくていいけど数日弾かないんだったら、
ペグ~巻き(回転数)くらい緩める」

「絶対緩めたほうがいい。楽器屋で展示してるギター見てごらんよ。

すべて緩めて展示してるでしょ」

「高額な楽器はしっかり作ってるからゆるめなくていいけど、安い楽器は

作りがアレなので緩めないとダメ」

 

・・・どないやっちゅうねん。正味のはなしが。

まあ実はこの中にひとつだけ自分の意見も混ぜてあるのですが(笑)

ほんっとにみんないろいろ言いますね。初心者うろうろしまっせ。ほんまに。

 

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自分がずっとギターにかかわって(そんなに関わってませんがw)きて、

いろんな意見聴いたり、楽器店店員さん、楽器メンテの方にお伺いしたりして

出した結論は、これです。

 

「どうするのがいちばんいいかは、一本一本違う」

「それはやってみないと基本、わからない」

 

意見には個人差があります

 

(重要)これは自分のために自分が思ってるだけで、推奨するものではありません。

いや、間違いである可能性も否定しません。

参考にしないでください。責任は持ちませんので。

あくまで素人の私見です。

 

・まず素材の話

ギターって自然素材。木って一本一本違う。木の種類によっても違うし、

なんなら同じ一本の木でも、とる部分や取り方で特性が違うことが考えられる。

 

・作り方の話

作るときにコストを考えてどんな木のどんな部分をどう使うか。

またその木をどんなシーズニング(寝かせる・乾燥させる)をして使うのか。

構造的な強さの工夫はどうか。

 

・ユーザー側の話

ギターの保管方法はどうか。ケースに入れっぱなし?スタンド?吊るす?

そもそも保管方法で状態の変化に差があるのか。

湿度の問題。そのギターにとって最適な湿度(と温度)で保管できているか。

そのギターにとっての最適な湿度、温度ってどれくらいなのか。

 

云々かんぬん云々かんぬん(楽器屋について語る山田リョウ)。

 

そんなもんな、わかるわけないやんと。

保管する側も、ギターのために1年365日エアコンかけっぱなしにするかい?

ここは博物館?考古学資料保管庫??

無理でしょと。

 

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・・・ただそう言い放っていてはつまらないので、

自分がいちばんためになったなというお話を。

ギブソンハミングバード買った時に、楽器屋の方にお伺いしましたので、

最後にひとこと、申し添えます。

 

2002年製 

「ギターの管理って、子育てと同じです」

 

・・・。いや、子育てってどういう意味やろか。考えました。

そして半年くらいで出た自分なりの結論。

 

子ども(人間)ってみんな違うよね。

だから「こうやって育てたらいい」っていうマニュアルがない。

ひとりひとり、最適な育て方って違う。

でも親は一生の間に100人とかを育てるわけじゃない。

試行錯誤しながら、こうすればいいかなこれは違うかな、

あの人はこんなことを言ってる、この本にはこう書いてる。

エライ先生はこう言ってる。ああ、私の子育てこれでええんやろか。

 

子育てってこんなんやと思うんですよ(たぶん)。

 

なのでギターも同じ。

そのギターに最適な「育て方」っていうのはきっと、ある。

でもそれは誰かが教えてくれるわけじゃない。決まってるわけでもない。

それはギターが一本一本、全部違うから。

いろんな意見聴いて記事読んで、試行錯誤してやってみる。

私のやり方はこうや。これでいくねん。

やってみるしかない。それが答えだと思うんですね。

 

あんまりうまいこと弦交換できてなくてすいません(ニガテ)

もちろん失敗もありえるでしょうね。。。

 

自分が楽器の調整、持ち込んでるショップの職人さんは、

「これはあんまり緩めんでもええね ネック強い」とか、

「これは緩めといたほうがええわ ほな使い続けれる」とかアドバイスをくれます。

そういう「信頼できる人」がいて、その人の言うとおりにするというのも、

方法かと思いますし、自分はだいたいそうしています。

そして「緩める派」です。

 

さて、なんかわかったようなわからないような記事と結論で申し訳ありません。

くれぐれも私の意見を参考にすることのないようにお願いをいたしまして、

お祝いの言葉といたしたいと思います。

ご清聴ありがとうございました(^^)/