物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

時計のこと2・機械式の日差について

前回の記事で、オレンジモンスターが日差+3秒になったって書いた。、
昨日一気に25秒くらい進んで、それから今日は日差なしとか、
やはり「姿勢差」で誤差が大きいようす。
 
姿勢差とは時計にどの方向から重力がかかるか、
表向き?裏向き?横向きだったらどっちが下、とかそういうの。
歯車がいっぱいかみ合って動いてるので、安物のムーブメント(機械)は
姿勢差が大きいんだって。
 
ロレックスのデイトジャストを持ってて、たまにしか動かさないんだけど、
日差だいたい+4秒くらいで安定してる。
友人が言うには+3秒以内くらいまでは追い込めるんだそうだ。
 
日本の鉄道はものすごく時間に正確なので、たとえば新幹線の時間を
追いかけるなんてときは、あんまり日差が大きい時計は困る。、
でも、一日お休みの日とかはある程度、おもちゃみたいな時計でもいい感じ。
止まっちゃうのは困るけど。。。
 
********
 
さてこの「日差」。みなさんだいたい+5秒以内、で
「マイナス」(遅れ)は困るっていうスタンスが多いと思う。、
そこで「遅れるのと進むのはどっちがいいか」について考察してみた。
 
自分のオレンジモンスターは日に20秒くらい遅れたので、
3分ぐらい進ませておいて、計算上10日余り、つまり「標準時から30秒くらい遅れ」た時点で
また3分進ませる、ということをしていた。
それでだいたいいつも「誤差は3分以内」ということで行動していた。
 
・・・いい加減だな~。
ラテン系の血が流れているとしか思えない(大笑
で、夜ののんびりした時間に、机の上のカシオの電波卓上時計を見て、
あ、昨日から何秒遅れたとか進んだとか、そういう使い方。
 
いろんな理由がそれぞれにあると思う。
自分の場合は遅れようが進もうが、毎日チェックしてあまり標準時との差が
大きくなったら、リューズを開放して、何段か引いて、時刻合わせをする。
それでかまわない。そこで、
 
ここでやっと今日の言いたいことが出てくる。(長いなw
時計って、あんまりリューズを触りすぎると良くない、ってこと。
 
リューズは、ケース側に切ってある「ネジ」にねじ込むようになっている。
金属対金属なので、どうしても「減り」が出てくる。
あんまり強くねじ込むと特によくないんだそうだ。
 
このネジは減ったり変なクセがついてしまうと、
ケースごと交換しないといけなくなる。
ロレックスのケースとか交換すると高いぞー。絶対イヤだそんなの。
 
友達がスイスの某「B」社(飛行機時計会社)に行って直接時計を買ったときに、
その社員さんだか職人さんだかが、
「うちの時計の絶対壊れない使い方を教えるね。リュースに手を触れないこと」
ってマジで言ったそうだ。
たぶん日本人は時間にうるさいから、一日に2~3回時間調整をするとか、
そういう偏見を持ってて(笑
 
そういうことを言うんだと思う。白人は東洋人をなめてるからな(←偏見w
でもまあ、やはり時計にとってリューズは弱点なんだと思う。
そういう意味では、時計を使い続ける期間に、
 
「どれだけリューズに触れる回数を減らせるか?」が問題だと思う。
ここが今日のポイントです。
そういう視点から見れば、遅れようが進もうが、
日差がブラスマイナスゼロに限りなく近い、というのが自分としてはありがたい。
そしてできれば、正確な日差を把握できること。これが大切なのではないか。
 
・・・とここまで書いて、「だったらクオーツにしろよ」ってどっからか声がする(大笑
親父さんやおふくろにさんにプレゼントしたセイコーの「パーペチュアル」は
定価50000円くらいで年差(年差だよ年差)10秒(5秒だっけ?)で、
しかも電池寿命10年。
さらに31日まである月と、30日、28日、あとうるう年の29日まで把握していて、
カレンダーの日付を修正する必要までないんだそうで、
リューズに触れる必要がまったくないじゃん、って感じなんだけど、
 
でも10年動かさないとリューズ固着するよねw
あと、なんか「つまらない」。
それでいいひとはいいんだろうけど、こまめに世話をして時計にかかわる、って
そういう意味では、機械式な時計は面白いので、
 
忙しい中にも余裕を持つという意味で、いいと思います。
ただし3~5年に一回、けっこうなオーバーホール代金を必要とするので、
何本も持つといたい思いをしますけど。
 
ちなみに今、持ってる時計、
機械式が4本、セイコーキネティック(自動充電式)2本、
ソーラーGショックが3本、電池式クオーツが6本、
そして手巻きが一本。
 
面倒なのはソーラーで、太陽に当てろ当てろっていう。
え~?太陽に当てたら色褪せするやんかって思う。
一回Gショックのスカイコックピットのバッテリーがあがってしまい、
サービスに持って行ったり非常に面倒な思いをしたので、
あんまりソーラーは買いたくないなあ。
セイコーのダイバーなんかはソーラーが増えてなんかやだ。(笑
ソーラーだったらただの電池式のほうがシンプルでいいやと。
 
イメージ 1
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シンプルな電池式。意外と進みが大きいです。だいたい月に5秒~10秒くらい。
 
尊敬するキムタクさん、ドラマ「HERO」モデルです。
高く売れた時もあったんだけど、自分で使いたいから売りませんでした。
反転液晶が見やすいです。
加水分解に備えて、換えのベゼルとベルトも持ってます。
ベゼルはもう手に入らないかも。


(重要)追記修正・・・2015.3
>このネジは減ったり変なクセがついてしまうと、
>ケースごと交換しないといけなくなる。
>ロレックスのケースとか交換すると高いぞー。絶対イヤだそんなの。

の部分ですが、

一部のものを除いて、(一部ってなんだ??)
このケース側の「リューズをねじ込まれる部分」というのは、
「リューズチューブ」または「パイプ」などと呼ばれて、
ケースとは別に交換できるようになってる、とのことです。

知らないでブログにウソを書いてしまいました。。。
ごめんなさい。訂正してお詫びいたします。(´・ω・`)ショボーン