物置きに住むということ・2nd season

チラシ裏を、ふたたび。

モーリス WD-25とWH-20のおはなし

ギターの話見参。
先言っとくけどね。高いギターは持ってないよ(笑)

いま持ってるのは、
アコギ7本、ガット3本、エレキ1本、エレキベース2本。ウクレレ3本かな。
少しずつ公開していきます。

(〃▽〃)

~俺たちは、いわゆる「フォーク世代」じゃない。
中坊で音楽に目覚めたときは、アリス全盛時。長渕さんも千春さんも、
ズキューン、と出てきていた。サザンが出てきたときは「慌てた」。
みゆきさんはわかれの虚しさをうたい、さださんは綱渡りで君のために笑ってた。
そう、ニューミュージック世代。
でも、フォークの良さも十分知ってる。余韻が残ってたからね。

ギターとの出会いはまた記事にするけど、親父さんのガットギター。
「阿部ガットギター」というラベルがついてた。
なぜかしっかり、いつもチューニングできていて、
幼児の俺はそれをいつもじゃらーん、と鳴らしていた。
おかげで昔から、音叉やマシーンなしでギターのチューニングがほぼできる。特技(*^^)v

コード覚えて、はじめて弾いた曲は小椋佳さんの「さらば青春」だった。
13歳で「さらば青春」っておまえ。。。
あれが悪かったのかな。w

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ガットじゃダメなんだよ~、とかいいながら、母に買ってもらった初めてのギターは、
モーリスW-30。1978年製。
あべの、アポロビル中の三木楽器だった。
今でも健在、野太い音をしっかり奏でてくれる。

さて中坊の俺らには「高級ギター」は高嶺の花で、それでも友人のS君は、
岐阜県メーカーのYW-800を買ってもらってた。
一回だけ弾かせてもらったが、ものすごい音。
いろんな大きさの鈴を、100個ぐらいいっぺんに転がしたような響き。
それから今まであんなギターには、一回も出会わない。

社会人になってから買った同じメーカーのYW-1000は、わりと残念な音とつくりで、
昔のギターのつくり、木材の質がいかに良かったかということを教えてくれた。
早々に手放した。
このメーカーのはJ-45のコピーモデルも買ってみたけど同じだった。ざんねん。

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さて。前置き長くなったけど。
モーリスギター、70年代作、ギ〇ソン、DOVEのコピーモデル、WD-25
これは以前から所有。
定価25000円。当時は楽器はみんな2割引きで売ってたから、2万円で買えたんだ。
もちろん消費税なかったし。
78~79年ぐらいの製造かなと。

ちょっとフレット板が波打ったりしてるんだって。プロが見ると。
でも滋賀の木工のプロに調整してもらったので、ガンガン使える。
弾けりゃいいんだw

手に入れてからペグ(糸巻)をクルーソンタイプに換えて、
ロッドカバー(ダミー)つけてカスタマイズ。飾ってたのしい派手めギター(・∀・)
ジャキーン☆という、自分好みの音。みんな、「いい音するねえ」とほめてくれる。
写真、向かって左側。

イメージ 1

同じモーリスで、これまたギ〇ソン、ハミングバードのコピー、WH-20
これが右側。ちょっと本家よりピッグガードが小さいでしょ。
当時定価20000円。なんと16000円で買えた、はず。
なかなかこれが、探しても探しても出てこなかった。キレイなやつが。
それを今回、やっと手に入れた。
記念すべき日なので、当ブログにうpしてみる。

WDに比べるとちょい、ウォームめなサウンド
しかしさすが30数年の年月は、決して湿ったり、こもった音でなく、抜けよくがらりーん、と鳴る♪
それはまた当時の木材の豊かさを物語ってる。と思う。

こいつらはカタログ見ると、「単式カバー付き」というペグがついてる。いわゆる、「安物」。
裏から見るとたしかに安っぽい。だから今回も交換するんだ。
ちゃんと磨いてくれてるし、ちゃんと動いてるからちょっともったいないけど、いいのだ。
道楽だから。

イメージ 3

グローバータイプの半円形のつまみのにしようかな。
ダミーのロッドカバーもつけて。

ギター収集楽しい。けど、たぶんこれで終わりかな?置き場所とるし。
いやいやいやいや。
本物のハミングバード、買いたいね。いつか。
庶民はちっさい夢を持てて幸せ♪


モーリスファンおなじみ、幌馬車ラベルのサインは、両方とも岩井さん。
ネット記事によると、岩井さんは寺田楽器の方なので、
この楽器は寺田製かと。

イメージ 2

一方、1本めのW-30のサインは山田さん。
このかたも寺田楽器の方。
寺田製の楽器は、比較的安価なものでも、品質は良いということで、
自分もそう思います。
材質は違えど、音の系統、似てるよね。メーカーで。
ヤマハは繊細だけど倍音が多くて「シャリーン」系。
モーリスは「どーん」「がらりーん」と鳴る。(ドラム缶じゃねーよw)

(追記)

スペック:両モデルとも

・トップ スプルース
サイドバック マホガニー(いずれも合板)
・ネック マホガニー
・指板、ブリッジ ローズウッド

この両モデルは、自分が見れるモーリスのカタログでは、
78年のカタログに収録されています。
80年のカタログでは値上がりして、材の仕様も変わっています。

古いほうがいいよ、ギター。きっと。(・∀・)

12月2日追記:

はしだのりひこさんのご冥福をお祈り申し上げます。
「花嫁」、大好きです。
稚拙ですが、この記事を捧げます。